子どもが大きくなってきたら、リビングが狭く感じて、、、
もっとくつろげるスペースが欲しい
この記事では、
- リビングをリフォームして広くする費用の相場と、
- リフォーム費用が高くなるのはどんな場合なのか
- 費用を抑えるポイントも解説します!
リビングを広げる方法は、増築か間取り変更!
「和室の間仕切り壁を取って、一つの大きなリビングにしたい」
「キッチンとリビング・ダイニングを一続きにしたい」など、リビングを広くするリフォームの方法は、
『増築』か『間取り変更』になります!
増築
増築とは、床の面積を増やすリフォーム工事のこと。庭の部分を部屋にしたり、広いベランダやテラスがある場合にはその部分を部屋の一部にします。
サンルームやウッドデッキも増築すれば、リビングから続く床面積が広がり、リビング自体が広くなったような開放感を得られます。
日当たりがよいなら、さらにおすすめです!
間取り変更
『間取り変更』とは、他の部屋との間仕切りを撤去してリビングを広げる方法です。
間仕切りをなくす場合は、耐震性への影響を考慮して補強工事を行うこともあります。
増築する場合の費用と相場
リビングに隣接する場所に増築する場合の費用と相場
リビングに隣接する庭や駐車場にリビングを広げるイメージですね。
この方法でリビングを増築する場合の費用相場は1㎡あたり15万円~40万円です。10㎡で150万円~400万円。
ウッドデッキ増築の費用と相場
ウッドデッキを増築する場合の費用は、約3坪(10m×10m)で25万円~40万円です。
ウッドデッキの素材には、天然木と人工木があります。
リフォームにかかる費用は、人工木では1㎡あたり、2.5~3.5万円です。
天然木は基本的に人工木よりも安く、1㎡あたり1~3万円ですが耐久性に欠けます。
耐久性が高く人気のあるウリン材は、1㎡あたり3~4万円くらいします。
我が家のウッドデッキは天然木。
築25年ですが、5回ほど塗り替えたり張り替えたりをしています。
張り替えないとどうなるか?木が腐ってくるのがわかります💦
『踏んだら抜けるな』と思ったら張り替え時。(ギリギリ💦)
上に貼る木材だけ購入し同じ長さにカットしてもらい、貼って(基礎の梁があるので、それに打ち付けていく)塗ったら出来上がり。
1~2日かかりますが、DIYで2万円で済みます。(だから耐久性は求めてません)
基礎が今のところ使えるからできることですが、今後基礎も腐食が進んできた場合、人工木に替えるかウッドデッキごと撤去するか検討中。
サンルーム増築の費用と相場
サンルーム増築の費用と相場は30万円~100万円です。
ただし、おしゃれなデザインにするためにタイルやウッドデッキといった素材にこだわりたい場合や、広い面積で作りたい場合、また床暖房も一緒に設置するなどした場合は、150万円~300万円かかることもあります。
間取り変更する場合の費用相場の内訳
間仕切り壁を撤去 40万円~
リビングと隣接する部屋との間の壁を撤去した場合などには、天井や壁のクロス、フローリングなどの張り替え工事が必要になります。
見た目や統一感を出すために、壁紙やフローリングを全面的に張り替えるケースが多いです。
費用の相場はおおよそ40万円~90万円になります。
間仕切り壁の撤去 | 8~25万円/箇所 |
クロス張り替え | 1,000~1,500円/㎡ |
フローリング張り替え | 3~6万円/畳 |
窓の増設
間取り変更によって部屋の日当たりが悪くなってしまう場合には、窓のサイズを変更したり、窓を増設する必要があります。
窓の大きさや高さの変更や増設工事は、外壁の解体や補修が必要となるため、費用が高くなります。
窓のサイズ変更 | 25~50万円/箇所 |
窓の増設 | 10~30万円/箇所 |
同時に水まわりもリフォームした場合
リビングのリフォームと一緒に、水まわりの設備も新しく交換した場合は、このくらいの費用がかかります。
キッチン | 50~250万円 |
浴室 | 50~150万円 |
洗面所 | 10~50万円 |
トイレ | 10~50万円 |
リフォームにかかる期間
リフォーム工事にかかる期間(工期)は、工事の内容によりますがおおよそ4~8日です。
リビングを広げるリフォームを行う際のポイントと注意点!
工期が長くなると費用も高くなる
工期が長くなるとそれだけ人件費や工賃が高額になる為費用全体が高くなります。
工事の規模によっては、住みながらの工事が難しくなるため、仮住まいの家賃や引っ越し費用がかかってしまい費用が高くなります。
工法によっては間仕切りを撤去できないことがある
一戸建てやマンションでも建物の工法や構造によっては、希望の間取りに変更できない場合があります。
例えば、「壁」で建物を支えている「2×4(ツーバイフォー)」工法では、間仕切りを撤去できない場合があります。
表にすると下記のとおりです。
【一戸建て】
木造在来工法 | ○ |
2×4(ツーバイフォー) | △ |
軽量鉄骨(プレハブ工法) | 鉄骨○ コンクリート・木造△ |
重量鉄骨 | ○ |
【マンション】
重量鉄骨造(S造) | ○ |
鉄筋コンクリート造(RC造) | ラーメン構造○ 壁式構造△ |
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) | ラーメン構造○ 壁式構造△ |
マンションでは管理規約や排水位置にも注意
マンションでは共用部に関わる部分の改修が禁止されていたり、防音上、使用できる床材の制限があったりします。
また、排水経路や配線位置が決まっているため、水まわりの移動が難しい場合もあります。
しかし、床下や天井に空間がある二重床や二重天井のマンションなら、排水管や電気の配線をそこに通せるため、水まわりや照明の移動も可能な場合もあります。
サンルームの増築は固定資産税と法律に注意!
サンルームは原則として、部屋を増築したのと同じ扱いになります。
増築した場合に固定遺産税が6畳で15,000円ほどかかると言われています。
増築する場合には、施工面積によって自治体への建築確認申請が必要になる場合もあります。
住んでいる地域が防火・準防火地域の場合
施行面積にかかわらず、確認申請が必要
住んでいる地域が防火・準防火地域ではない場合
10㎡を超える増築は確認申請が必要
各地域ごとによって、建物の「建ぺい率」「容積率」が制限されているため、確認申請が通らない場合もあります。
確認申請の手続きには日数もかかるため、予算・スケジュールとも余裕を持って計画しましょう。
サンルームの増築経験が豊富な、地元のリフォーム会社に相談するのがおすすめ!
キッチンの場所を変更すると高額になる
キッチンなどの場所を変えると、給排水設備工事・電気配線工事・排気ダクト工事などがそれぞれ必要になり、費用が高額になります。
費用を抑えるコツ
キッチンや水まわりの場所は変更しない
高額になる理由に、給排水設備工事・電気配線工事・排気ダクト工事のそれぞれの工事が必要になるからです。
工事が必要になり工期が長くなると人件費も高くなります。
なるべくなら、設備の場所は変更しない方がよいでしょう。
見積もりは複数業者からとる
見積もりは必ず複数の業者からもらい、比較しましょう。
同じ条件で見積をもらうことで、工事価格や施工内容を比較検討できるため、詐欺を未然に防げます。
リビングの増築にかかる費用相場と見積価格がある程度近い場合、安心して以来できる業者だとわかります。
高額過ぎる場合や、大幅な値引きがされている場合は悪徳業者である可能性もあります。
大幅な値引きは施主にとってはうれしいですが、グレードが低い粗悪な素材を使われたり、人件費を削っていたりする場合があります。
おすすめは無料一括見積もりサイトです。
無料で複数の業者から一括で見積もりがとれます。
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まとめ
費用相場と費用を抑えるポイント!
- リビングを広げる手段は『増築』か『間取り変更』
- 増築の費用と相場は1㎡あたり15~40万円
- 間取り変更の場合は40万円~90万円
- リフォームにかかる期間は4~8日
- 工法によってはできないことがある
- 水まわりの場所を変えると高額になる
- 見積もりは複数業者からとりましょう!
リビングは家族の笑顔が集う大切なスペースです。
リビングのリフォーム経験が豊富な施工会社を選んで、理想のリビングを手に入れてください!